2001年08月01日 |
米国の発泡プラスチック需要2005年までに353万トンへ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
コンサルティング会社のフリードーニアグループ(The Freedonia Group、本社・米クリーブランド)はこのほど、米国市場における発泡プラスチックについて調査を実施、リポートを発行した。それによると同市場は平均年間成長率3%弱を見せながら、2005年までには年間353万トンを突破する見通し。 2005年時点での同市場規模は176億ドルになると予測され、この額は平均年間成長率2.5%に相当する。主に高い原料コストと高付加価値製品の普及によるものと考えられている。 発泡ウレタンの需要は断熱材やクッション材などの用途が拡大し、また発泡ポリスチレンについては包装材や断熱材として利用され、成長を見せると予測されている。 用途別では建材が最も大きいシェアを占め、強化されるエネルギー関連規制、高機能性、低コストといった要求に対応できる発泡プラスチックの需要は増え続けるという。 材料別では発泡ウレタンの需要は平均年間成長率2.75%で、2005年には181万トンに達する見通し。また発泡ポリスチレンの需要は同率3%前後で、2005年には99万8,000トンにまで上り、土安定化剤(geofoam)、構造断熱パネル、断熱発泡コンクリートなどへの用途が期待されている。 |