2006年11月01日
ナフサの10月のC&F/日本の平均は531ドル強に
3ヵ月連続の下降で9月の平均を4%弱下回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の大手商社や石油・石油化学企業が10月中に国際市場で契約した石油化学用ナフサのトン当たりのC&F価格の平均は531ドル強となった模様。
 
 7月の658ドル強をピークに3ヵ月連続の下降で、9月の平均に比べると約21ドルの値下がりとなる。率にして3.8%の下降である。原油の10月の平均価格はWTIを例に取るとバレル当たり59.25ドルで、9月に比べると7.3%安ということになる。ナフサのC&F/ジャパンは原油に比べて下降率が小さい。秋の定修がほぼ完了して全体に需要量が過去数ヵ月を上回ったことが微妙に作用したのではないかと見られる。