2006年11月02日 |
チバ社、マックス研究所と電子材料向け素材共同開発へ |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ |
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(スイス、バーゼル)とマックス・プランク・ポリマーリサーチ研究所(ドイツ、マインツ)は2日、印刷可能な電子材料向け電導性材料の共同研究を行うことで合意したと発表した。 3年間にわたる多角的プロジェクトで、プリント可能な用途向けの新しい電導性ポリマーの開発に取組む。両社は提携により、開発スピードの向上に期待している。センサー、光電池、無線ICタグ、有機発光ダイオードなどのデバイスの生産が、将来大きな恩恵を受けるとしている。 チバ・スペシャルティ・ケミカルズ最高技術責任者のマーティン・リディカー氏は「この提携は、電子産業の先端的な機能性材料という、急速に発展している分野で、チバ・スペシャルティ・ケミカルズのリサーチネットワークを強化する、私たちの戦略の一部だ。プリンタブル有機電子材料は、新しい電子デバイスに大きな機会を提供する。しかし、現行の電導性材料の性能、耐久性、取扱いの必要条件は、多くの主要な用途で、まだ充分ではない。この極めて学際的な分野で、草分け的な開発作業が必要とされている」と提携の意義を語った。 マックス・プランク・ポリマーリサーチ研究所(Max Planck Institute for Polymer Research)は、欧州の高分子材料科学における代表的な研究機関で、400名を超える国際的な科学者や技術者を有し、エレクトロニクス、生体医学や自動車用途、製品や機器類のパッケージ向けの、ポリマーに関する基礎研究を行なっている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=5288 |