2006年11月08日 |
BASF・第3四半期業績、 売上高28%増と好調 |
【カテゴリー】:海外(経営) 【関連企業・団体】:BASF |
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は8日、売上高が28%増え、特別項目を除くEBIT(利息・税金控除前利益)も22%増加し好調だったとする、06年第3四半期(7-9)業績を発表した。通年売上高は500億ユーロ以上と大幅な増収が見込まれるとしている。 06年上半期の好業績は、第3四半期にもそのまま受け継がれた。高付加価値製品とシステムソリューションに対する需要が高水準を維持した。化学品事業では、昨年をさらに上回る販売量を達成した。原料価格が高騰し、不安定な状況だったにも関わらず、販売価格の値上げという形で市場に転嫁することにほぼ成功した。 売上高は28%増の133億ユーロとなった。これには、米エンゲルハード社、独デグサ社の建設用化学品事業、米ジョンソン・ポリマー社など新たに買収した事業が18億ユーロ貢献した。特別項目を除くEBIT(利息・税金控除前利益)は前年同期比22%増の16億ユーロだった。 2006年1-9月の売上累計は380億ユーロを上回り、前年同期比23%増加した。当期の特別項目を除くEBITは前年同期比19%増の54億ユーロだった。 2006年通年も、製品需要は引き続き好調が続く見通し。石油価格の下落に関わらず、原料価格は引き続き高値を維持しているため、利益率には依然として圧力がかかっている。売上高は500億ユーロを上回る水準にまで拡大し、特別項目を除くEBITも、非常に好調だった前年をさらに上回ると予想している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1162965615.pdf |