2006年11月14日 |
SMの国内向け出荷は10月も好調を維持 |
PS向けを支えに6ヵ月連続の前年超え |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会が14日に集計したSM(スチレンモンマー)の10月の出荷数量は25万5,521トンで、前年同月の実績を15%下回った。3ヵ月連続の前年同月割れである。 しかし国内向けは16万5,018トンで、前年同月の実績の2%増となった。最大消費分野であるPSの生産の好調持続が大きな支えとなってのもので、この結果国内向け総出荷量は6ヵ月連続の前年同月超えとなった。 それにもかかわらず総出荷量が前年を下回ったのは、輸出が34%減の9万503トンと大きく落ち込んだため。SMメーカーの多くは、定修の集中による輸出余力の縮小が最大の要因と分析している。しかしこれで輸出の前年同月割れは8ヵ月連続に延びた。 一方の生産量は23万9,524トンで、前年同月を10%下回った。旭化成ケミカルズ、出光興産、太陽石油化学の3社が定修のためプラントを運休したのが影響している。 これに伴う月末在庫は前年同月と同一規模の7万4,442トンとなった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1163483331.tif |