2006年11月15日 |
昭和電工、アルミニウム感光ドラム基体用ED管生産ラインを竣工 |
世界6拠点・月産1500万本生産能力体制を確立 |
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は、大分コンビナート内に建設していたアルミニウム感光ドラム基体用ED管の生産ラインが完成し、15日竣工式を行った。 竣工したのはレーザービームプリンター(LBP)の主要部品であるアルミニウム感光ドラム基体用ED管の生産ラインで、生産能力は月産400万本、投資額は約25億円。 アルミニウム感光ドラム基体用ED管は、ミクロン単位での表面平滑性や精密性が必要な加工度の高い製品だが、同社は独自の製法により品質とコストパフォーマンスを実現した。 LBP市場は、オフィス用途での需要が堅調で、毎年2けたの伸長が予想されている。また、モノクロに比べ感光ドラムを多数本使用するカラーLBPの採用が急速に進むものと予想され、ED管の需要も大きく増加すると見込まれている。 昭電はこれまで、国内3拠点(栃木県 小山市・大田原市、滋賀県 彦根市)と海外2拠点(米国 オハイオ州、中国 大連市)の計5拠点に合わせて月産900万本のED管生産能力を保有していたが、今回の大分の400万本のほか、既存工場でも工程改善を行い、合計生産能力を本年中に月産1,500万本に増強する計画である。 (注)ED管:昭和電工独自の押出・引き抜きプロセスによる高精度アルミニウム管の商品名。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1163568577.doc |