2006年11月17日 |
PSPの出荷、10月も前年の3%増と好調 |
主力のトレー反が順調な伸びを維持 |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会が17日に集計したところによると、PSP(発泡スチレンシート)の10月の総出荷数量は1万370トンとなった。前年同月の実績を3.0%上回っている。 2ヵ月連続の1万トンの大台超えで、この結果PSPの月間出荷量は4ヵ月連続の前年同月超えとなった。 10月も順調な伸びとなったのは、最大消費分野であるトレー反の出荷が7.0%増えて4,300トンに達したため。同分野向けはこれで4ヵ月連続の前年同月超えとなった。他の分野も、需要低迷が長期化しているラミネート一般分野向けの13.5%減を除いて一般反分野向けもラミネート丼分野向けも全て前年同月を上回っている。 ただし、今年1月からの累計は9万4,430トンで前年同期を1.2%下回っている。主力のトレー反向けが1.1%減にとどまっていることによるところが大きい。これは、3月から6月までの間の需要が前年を少なからず下回るレベルにとどまったことによるもの。もっとも、製品の薄肉化がなお進展中なことも前年を下回っていることの要因の一つといえる。枚数ベースでは累計も前年を上回っていると見られる。 PSPの10月の主要需要分野別の出荷実績と1〜10月の累計は別表のとおり。 【関連ファイル】 PSPの10月の出荷数量と1〜10月の累計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1163750566.xls |