2006年11月21日
旭化成ケミ・エンジニアリング両社、06年度「環境大臣表彰」受賞
【カテゴリー】:環境/安全(経営)
【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ケミカルズ、旭化成エンジニアリング

 環境省では地球温暖化対策推進の一環として、温暖化防止に顕著な功績のあった個人・団体に対して、毎年「環境大臣表彰」を行っているが、06年度の表彰受賞者(技術開発・製品化部門)に旭化成ケミカルズ、旭化成エンジニアリングの両社が決まり、12月11日、表彰を受けることになった。
 
 環境大臣表彰は「技術開発・製品化部門」のほか「対策技術導入・普及部門」など5部門あり、06年度は合わせて34件(2個人を含む)が表彰を受ける。
 
 旭化成ケミカルズ・エンジニアリング両社の受賞は、温室効果ガスであるN2O(一酸化二窒素)を 熱分解反応により、窒素と酸素に分解する技術を開発したこと、また副生する一酸化窒素を硝酸として回収する工程を開発し、実プラントに導入した点などが評価された。
  
 同技術の導入によって、旭化成ケミカルズはCO2換算で約800万トンの分解除去を実施しており、わが国の温室効果ガス削減に大きく寄与していることになる。

 旭化成グループは、04年度と05年度にも旭化成ホームズが環境大臣表彰を受けており、今回の受賞はグループとして3年連続となる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1164090593.doc