2006年11月21日
日立化成、ディスプレイ用回路接続フィルムの新工場建設
生産能力70%増強、07年7月完成
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日立化成工業
回路接続フィルム「アニソルム」

 日立化成工業は21日、FPD(フラットパネル・ディスプレイ)の回路接続に用いられる回路接続フィルム「アニソルム」の事業拡大を図るため、約25億円をかけて下館事業所(茨城県結城市)に、年産能力400,000平方メートルの新工場を建設すると発表した。07年7月に完成、8月から操業を開始する。生産能力は約70%増と大幅増強となる。

 FPD用回路接続フィルムは、主にFPDの信号入力回路と駆動用半導体ICチップの出力回路を接続したり、制御基板の出力回路と駆動用半導体ICチップの入力回路を接続するためのフィルム材料だが、FPD市場は、ノート型パソコンやフラットパネル・テレビ、携帯電話など急速に用途を広げており、回路接続フィルムの需要は今後とも拡大が見込まれている。

 このため下館事業所に新工場建設を決めた。これにより、五所宮事業所(茨城県筑西市)とともに、2製造拠点体制を確立する。

【新工場の概要】
 ◇設置場所 : 茨城県結城市大字鹿窪1772-1 、下館事業所(南結城)内
 ◇建屋床面積 : 3,200平方メートル
 ◇完成予定時期 : 2007年7月
 ◇稼動開始予定 : 2007年8月
 ◇生産能力 : 年間400,000平方メートル
 ◇設備投資額 : 約25億円


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1164090681.pdf