2001年07月30日
化学製品の6月の輸出、アロマ・化成品が大幅増、樹脂が不振
上期計では化成品が著増、樹脂が大幅な縮小
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:財務省

 財務省が30日にまとめた6月の輸出通関統計によると、化学製品の6月の輸出実績は、芳香族製品と一部の化成品が前年同月を大きく上回ったものの、樹脂のほとんどが前年を大幅に下回るかたちとなった。
 主要製品のうちで前年同月を大きく上回ったものとしては、オクタノール(同3581.2%)、混合キシレン(前年同月比434.6%)、粗キシレン(同279.9%)、オルソキシレン(同199.6%)、ビスフェノールA(同199.0%)、フェノール(同193.6%)、アクリル酸(同177.5%)、パラキシレン(同143.5%)、精製ベンゼン(同141.3%)--などが挙げられる。
 一方、不振が目立つのは、AN(同47.1%)、EDC(同47.8%)、HDPE(同60.8%)、VCM(同65.0%)、LDPE(同67.3%)、酢酸(同69.1%)、PVC(同80.7%)、SM(同82.1%)、PP(同88.6%)、--など。
 これに伴う今年上期合計の実績もアロマと主要化成品が前年同期を大きく上回った反面、樹脂の多くが逆に大幅なマイナス成長となっている。前年を大幅に上回ったのは、アセトン(前年同期比548.9%)、オルソキシレン(同200.9%)、ブタジエン(同185.0%)、混合キシレン(同165.5%)、ビスフェノールA(同158.8%)、粗キシレン(同157.9%)、SM(同133.1%)、酢酸ビニル(同132.7%)--など、また、前年同期を大きく割り込んだものは、MMA(同38.0%)、POM(同70.5%)、エポキシ樹脂(同71.7%)、AN(同72.4%)、LDPE(同73.4%)、シクロヘキサン(同73.9%)、HDPE(同77.4%)、EVA(同84.2%)、PVC(同87.5%)--など。


http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/trade/200106e target=top>2001年6月主要化学製品輸出実績
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