2006年11月24日
プライムポリマーが香港に販売会社を設立
来年1月に営業開始、当面年13万トンを販売
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:プライムポリマー

 プライムポリマーはこのほど、同社のポリオレフィンをアジア全域に販売していくための販売専門会社を香港に全額出資で設立した。
 
 社名は「プライムポリマーアジア(PRIME POLYMER ASIA CO,LTD)」。資本金は100万香港ドル(約1,500万円)。人員は4名。事業内容は中国を中心としたアジア市場へのPPとPEの販売。業務開始は07年1月。07年の販売目標は13万トン。売上げ目標は200億円。
 
 今回の香港販社の設立について同社では「PPの産業・包装材料向け品種とPEの全品種のうち特に付加価値の高い品種を主たる対象にアジア地域のマーケティングを加速していくことが目的」と説明している。

 これまで同社は、主にPPの延伸フィルム(OPP)用グレードを中心に、ポリオレフィンの輸出活動を展開してきたが、今後はより高機能型のフィルム・シート品種やメタロセンL-LDPEなど、高付加価値型品種に重点を置いた市場開拓を推進していくため、香港に販売組織を新設した。これに伴い、香港における三井物産とJVのHDPE販売会社「三井ハイポリマー」は解散する。