2006年11月30日 |
PE袋の輸入、10月は一段と活発 |
前年同月を12%上回って43,682トンに |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
レジ袋を中心とするPE袋の10月の総輸入数量は財務省の通関速報ベースで43,682トンとなった。前年同月の実績を11.9%上回っている。前月に対しても10.9%多い。 大手スーパーやコンビニエンスストアの中にはごみの排出削減策の一つとしてレジ袋の使用自粛を宣言するところが増えているが、実際には宣言通りにことが運んでいない様子がうかがえる。 輸入品の中では引き続き中国品が圧倒的多数を占めている。10月の中国品の輸入数量は23,047トンで、全体の52.6%に達している。前年同月に対しては23.7%増となっている。これに次ぐのはタイ品の6,548トンだが、伸び率は1.7%にすぎない。以下はインドネシア品の6,486トン(4.9%増)、マレーシア品の3,238トン(10.3%増)、フィリピン品の1,670トン(14.6%減)などが続いている。 全体の加重平均価格は、1キログラム当たり227.8円で、前年同月の195.1円を大きく上回っている。 この結果、PE袋の今年1月から10月までの累計は391,972トンとなった。前年同期を9.5%上回っている。うち中国品は205,352トンで18.2%増となっている。 |