2006年12月01日
ナフサのc&fジャパン、11月は小反発
小幅ながらも4ヵ月振りに上昇
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、ナフサの国際スポット相場のうちわが国の商社や石油・石油化学企業等が国際市場で11月中に契約したスポットものの平均価格はトン当たりC&F538ドル強となった模様。

 前月の平均を約7ドル上回っている。小幅ながら4ヵ月振りの反騰となった。もっとも、今年のピークである7月の平均に比べると120ドル安い。率にして18.3%安となる。
 しかし、最近における米国の原油や各種石油製品の在庫レベルの縮小振りから推して今後の原油の国際スポット相場が再び大きく軟化する可能性は低いというのが最近の関係筋に共通した見方となっている。このためナフサのスポット相場も強含みで推移すると多くのエチレンセンターでは予想している。