2006年12月06日 |
7-9月期の産業活動分析「鉱工業生産は依然上昇傾向」、経産省 |
【カテゴリー】:行政/団体(実績/統計) 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省は6日発表した「産業活動分析」(7-9月期)で、「鉱工業生産は依然として上昇傾向にある」との基調判断を示した。ただ「第3次産業活動が横ばいとなったことなどから、全産業活動指数は前期比▲0.4%と、7期ぶりの低下となった」としている。 化学工業(除、医薬品)の活動分析結果(概況)は以下の通り。 (1)生産はプラスチック、環式中間物・合成染料、合成ゴムなどが増加したことから前期比1.9%と4期ぶりの上昇。出荷は環式中間物・合成染料、有機薬品、プラスチックなどが増加したことから同0.5%と2期連続の上昇。在庫はプラスチック、写真感光材料、環式中間物・合成染料などが増加したことから前期末比1.8%と2期ぶりの上昇となった。 (2)プラスチックの生産は、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンなどが増加したことから前期比4.7%と6期ぶりの上昇。いずれも複数の事業所で定修が終了したことによる。環式中間物・合成染料の生産は、フェノールが国内向け及び中国向けに増加したほか、高純度テレフタル酸、スチレンモノマーが国内向けに増加したことなどから、前期比8.1%と2期ぶりの上昇。 (3)合成ゴムの生産は、複数の事業所で定修が終了したことから前期比4.5%と3期ぶりの上昇。 |