2006年12月08日
10月の酢ビ・ポバール実績、出荷ともに堅調
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:酢ビ・ポバール工業会

 酢ビ・ポバール工業会は8日、10月の生産、出荷実績を発表した。酢ビ、ポバールとも生産は前年同月を下回ったが、輸出が増えたため出荷は上回った。1〜10月累計は前年同期に対しプラス水準を維持。

 酢ビは、生産が前年比90%の44,429トンと落ち込んだ。出荷は、輸出が同201%と2倍以上の11,756トンに増えたため出荷合計は同107%の46,992トンとなった。
 
 輸出の増加は、船便のつごうで一部前月分のずれ込みがあったためとみられる。国内出荷ではポバール用が同86%の22,132トンと減少、EVAは7,595トンで同100%と横ばいだった。
 
 ポバールは生産が13,516トンで前年同月比86%と減少した。ビニロン用が2,636トンで同90%、接着剤も2,431トンで同94%とマイナスだった。輸出は5,991トンで122%と前月に続きプラスを維持、出荷合計は同107%の16,379トンとなった。
 
 1〜10月累計は、酢ビの生産が521,944トンで前年同期比101%、出荷が516,284トンで同101%。ポバールは生産177,056トンで同100、出荷179,056トンで同104%となった。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1165544369.tif