2006年12月08日
トクヤマ、多結晶シリコンプラント大規模増設
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:トクヤマ

 トクヤマは8日、徳山製造所(山口県周南市)で、主力製品の一つである多結晶シリコンプラントの増設を決めたと発表した。
 
 新設プラント(ジーメンス法)は半導体用年産2,500トン、太陽電池用同500トンの計3,000トンの生産能力を持つ。その結果、多結晶シリコン生産能力は、年産8,200トンに拡大する。

 新プラントは徳山製造所東工場内に2007年6月に着工し、2009年春完成の予定。総投資額は約450億円。

 多結晶シリコンの需要は、世界的にも太陽電池市場の急激な拡大から需給逼迫の状態が続いている。最近は半導体用需要の拡大も見込まれている。このような状況に対処するため、同社は増設により、製品供給の安定化を図ることにした。