2006年12月12日 |
PSPの出荷、11月は5ヵ月振りの前年割れに |
前倒し需要の反動かトレー反の落ち込みが響く |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会が12日に集計したところによると、同シート(PSP)の11月の総出荷数量は10,290トンとなった。前年同月の実績を1.8%下回っている。PSPの月間出荷量が前年同月を割り込むのは今年6月に5.3%減となっていらい5ヵ月振りのこと。 これには、最大消費品種であるトレー反用が1.4%減となって5ヵ月振りの前年同月割れに転じたのが大きく影響している。トレ−反に次いで出荷が多いラミネート丼用は2.0%増で、5ヵ月連続の前年超えとなったが、他の品種のマイナス成長までカバーするに至らなかった。 全体に出荷が低調に終わったのは、これまでの前倒し需要の反動が出たからと分析する向きがPSP業界に多い。 この結果、今年1月から11月までの出荷の累積は103,630トンとなった。前年同期の実績は104,910トンであったので、今年の累積は1.2%減ということになる。ただし、これには需要家各社の強い要請による製品の薄肉化の進展も少なからず作用していると見られる。枚数ベースでは前年を若干上回ったと見る向きが多い。 PSPの11月の出荷実績と1〜11月の累積は別表の通り。 【関連ファイル】 PSPの11月の出荷と1〜11月の累計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1165912846.xls |