2006年12月12日
東レ・ダウコーニング、自動車小型部品の潤滑用に新フッ素系グリース
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東レ

 東レ・ダウコーニングは12日、自動車に使われる小型駆動部品などの潤滑に適したフッ素系グリース、モリコート(R)HPー200を今月18日から発売すると発表した。
 
 低速で回転する小型ベアリング用として、回転抵抗が小さく、起動時からトルク変動の少ない回転を維持する特徴を持っている。従来のフッ素グリースに必要な特殊な前処理が不要で、脱脂のみでベアリングに封入が可能。
 
 ゴム、プラスチックにもほとんど影響を与えない素材のため、金属部品だけでなく、プラスチック部品にも利用でき、低蒸発性、低温特性にも優れていることから、電子機器の機構部品や産業用機械などへの潤滑にも適している。

 同社のフッ素系グリース製品群は、同製品の発売によって7種類になり、摺動特性や防錆性など、顧客からの要望に対して幅広い選択肢が提供できるようになった。