2006年12月13日
PSの出荷の1〜11月累計は前年同期の横並び
総生産量も前年同期と同一規模に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 ポリスチレン(PS)の出荷数量と生産数量の今年1月から11月までの累計はともに前年同期の横並びとなった。
 総出荷量は825,980トンで前年同期の実績比は0.1%減であり、一方の総生産量は827,842トンで同0.000001%減ということになる。出荷は1.054トンの、また生産は1トンのそれぞれ減少となる。
 
 出荷の内訳は、国内向けが806,148トンで同0.9%増、輸出が19,832トンで同28.8%減となっている。出荷がわずかとは言え前年同期を上回ったのは、雑貨・産業用とFS用の若干の落ち込みを電機・工業用と包装用がカバーしたため。
 
 日本スチレン工業会が今年10月にまとめた同樹脂の中期需要見通しのうち今年の予想は、国内出荷が871,000トンで前年比1%増、輸出が22,000トンで同26%減、出荷合計が893,000トンで同0%増となっている。どうやら今年は輸出を除いてほぼこの予想通りとなりそう。