2006年12月14日
IEA次期事務局長に経済産業省の田中伸男氏
【カテゴリー】:行政/団体(海外)
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 経済産業省によると、14日豪州・シドニーで開催されたIEA(国際エネルギー機関)理事会で、次期IEA事務局長に田中伸男氏が選任された。
 
 田中氏は1950年生まれ、東大経済学部卒。1973年、経産省に入省し、通商政策局機構部長や在米日本大使館公使などを歴任した後、現在、OECD科学技術産業局長として活躍している。

 原油価格の高騰など、国際エネルギー情勢が逼迫する中、国際エネルギーの安全保障を担うIEAの役割はますます重要になる。

 とくに最近は中国、インドなどアジア諸国のエネルギー消費量が急増しているが、中国、インドともIEA非加盟国のため、これら各国との連携をどう強化していくかが今後の大きな課題となりそうで、田中氏のリーダーシップに期待する声がつよい。