2006年12月15日
中外製薬、「Xeloda」が結腸・直腸がん臨床試験で主要評価達成
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

 中外製薬は15日、ロシュが「Xeloda」の前治療を有する進行性結腸・直腸がん患者627名を対象とした大規模な多国籍第〓相臨床試験で、主要評価項目を達成したと発表した。

 「Xeloda」は、在宅治療が可能な経口化学療法剤で、頻回の通院を要する持続静注療法と比較して、簡便な点が患者と医師にとって利点となる。この腫瘍選択性の高い治療薬は、前治療のない結腸・直腸がん患者で既に使用されており、昨年、結腸がん術後補助化学療法についても承認を受けた。

 現在、単剤投与での結腸がんにおける術後補助化学療法の効能追加及び乳がんの海外用法・用量への変更について申請中。国内では、結腸・直腸がん、胃がんを適応とした臨床試験を実施中という。

 「Xeloda」は、EU、米国、日本、オーストラリア、カナダを含む世界90カ国以上で承認されており、これまでに約100万人の患者に投与され、有効で安全、簡便な経口の化学療法剤であることが確認されている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1166167159.pdf