2006年12月21日 |
旭硝子、上海旭電子玻璃有限公司の持分譲渡 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:旭硝子 |
旭硝子は21日、中国でブラウン管(CRT)ガラスを製造・販売している子会社「上海旭電子玻璃有限公司」の全持分を、07年3月末時点で中国側に譲渡し、合弁を解消すると発表した。 同社は、これまでもCRTガラス事業の収益改善のため、日本、インドネシア、台湾などで生産撤退や能力削減を実施してきた。テレビやパソコンなどのディスプレイ分野では、CRTからフラットパネルディスプレイへのシフトが加速しており、CRTガラスの需要は今後とも減少が見込まれている。 中国の合弁会社、上海旭電子玻璃も業績は悪化し、05年度は大幅な減収減益を計上。こうしたことから同社は全持分を中国側合弁先に譲渡し、同事業から撤退することにした。 【異動する子会社の概要】(2006年12月1日現在) (1)商 号 : 上海旭電子玻璃有限公司 (2)代表者 : 董事長 顧 忠恵 (3)所在地 : 中華人民共和国上海市 (4)設立年月 : 1994年12月 (5)主な事業内容 : CRTガラスの製造・販売 (6)決算期 : 12月 (7)従業員数 : 958名 (8)登録資本 : 128,890,000USドル (9)出資者持分割合 : 旭硝子:40%、上海広電電子有限公司:26%、丸紅:25% 上海久事公司:9% (10)2005年12月期の業績 ◇売上高:1,522百万元 ◇営業利益: △148百万元 ◇当期純利益:△199百万元 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1166683058.pdf |