2006年12月26日
SPDCのPEの対中輸出価格、1月も20ドル高に
トン1,280〜1,290ドルのオファーが通る
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 サウディ石油化学が中国のポリエチレン加工企業やトレーダーに提示していたL-LDPE(商品名;QAMAR)の1月の輸出希望価格がこのほどそのまま各社に受け入れられた。
 
 これに伴い、1月のQAMARの対中CFR価格は透明品種がトン1,290ドルに、またナチュラル品種が1,280ドルにそれぞれ底上げされることになった。
 いずれも12月渡しの価格を20ドル上回ることになる。2ヵ月連続しての20ドルアップが認められた。農ポリの需要が活発化しているのがSPDCに有利に働いたと見られる。もっとも、過去最高値が続いた今年夏場に比較するとなお100ドルの開きがある。
 1月の契約数量は27,300トンとなった。価格が底を這っていた11月に比べると5,000トン前後多い。
 
 なお、中国によるポリエチレンの直近の買い入れ価格はHP-LDPEもHDPEもこの1週間で10〜20ドル上がっており、ともに1,300ドルの大台に乗っている。