2007年01月05日
ナフサの12月のMOP/Jの平均は570ドル
2ヵ月連続の上昇で前月比は6%高に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の大手商社や石油・石油化学企業が国際市場で昨年12月中に契約したスポットナフサの平均C&F価格(MOP/J)は、トン当たり約570ドルとなった模様。
 
 11月の平均価格に比べると6%のアップで、2ヵ月連続の上昇となる。06年のボトムである10月に対比すると7%高い。反面、ピークとなった7月に比べるとまだおよそ13%の開きがある。
 
 スポットナフサ価格に大きな影響力を持つ原油の12月の平均価格は、WTIを例にとるとバレル当たり62ドルで、11月比は4.4%高となる。MOP/Jの上昇率はこれを1.6ポイント上回ったわけ。
 
 もっとも、10〜12月期のMOP/Jの平均は546ドル強で、世界全体で高値が続いた前期に比べると11%安となる。