2007年01月09日 |
TEC、BASFと共同開発のガス精製技術を共同で市場開拓 |
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:BASF、東洋エンジニアリング |
東洋エンジニアリング(TEC)は9日、独BASF社と共同開発した新しいガス精製技術(商標名:PuraTreat A)の市場開拓に共同で取り組む契約を締結したと発表した。 PuraTreat A は、石炭や重質油から得られる合成ガス中の硫黄化合物を高収率で除去する技術で、原油・天然ガス価格の高騰を背景に石炭ガス化や重質油利用の重要性が高まっているが、既存のガス精製技術に比べて同技術は、エネルギー効率や経済生に優れている。 特に複合ガス化サイクル式発電設備(IGCC)や、精製合成ガス供給設備に優れた性能を発揮する。 TECはこれまで、CO2除去等の酸性ガス処理分野でBASFのプロセスを採用するなど、両社は協力してプロジェクトの経験を積み重ねてきた。今回のPuraTreat Aの共同開発と市場開拓は、この協力関係を一層強化するものになるとしている。 【新技術の概要】 ■ ライセンス名: PuraTreat A(ピュラトリートエー) ■ ライセンサー: 独BASF 社とTECの共同ライセンス ■ 特徴: 石炭や重質油のガス化から得られる合成ガスの硫黄化合物(硫化水素、硫化カルボニル等)を高収率で除去 ■ 適用分野: 複合ガス化サイクル式発電設備(IGCC)、メタノール等の化学製造プラントの精製合成ガス供給設備 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1168326664.pdf |