2007年01月10日
三菱化学、「ケミストリープラザ」を開設
グループの持つ最先端技術の全てを公開
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学は9日、同社が東京・港区芝の本社内に開設した最先端技術と製品の公開フロアー「ケミストリープラザ」を報道関係者に披露した。

 今回新設の「ケミストリープラザ」は、同社グループが保有する広範な最先端技術と製品の全てを一箇所に集めてあらゆる分野の需要家に広く紹介することによって新製品開発や新事業展開に意欲的に取り組む需要家とのコラボレーションの道を大きく開くのを目的に開設されたもの。
 
 内容は、グループ全体の多様な製品・事業・サービスを支える広範な技術基盤を紹介する「技術プラットフォームゾーン」、未来に向けて取り組んでいるグループの技術と製品を紹介する「テーマゾーン」、そして社会のニーズに対応する具体的な事例を紹介する「ソリューションゾーン」の3部門成となっている。

 総面積1,000平方メートルの特設フロアーには、リチウムイオン電池材料や炭素繊維製品、さらには同社グループが20年後の世界を想定して設計・製作した未来カー「C−Rev MC-SX」など同社特有の多種多様な先端技術と製品が多数展示され、それぞれのコーナーでは担当者が高機能スクリーンを使ってそれぞれぞれの技術と製品の特徴や用途などを詳細に説明していく体制が整えられている。要望に応じて英語や中国語でも解説する。

 化学企業に対する最近の評価は、多様化・高度化するニーズに機敏かつきめ細かく対応していける総合的な技術力を有しているかどうかで決定される傾向にある。それだけに今回の「ケミストリープラザ」の開設はタイムリーといえそう。同社では1月16日から需要家を中心に一般公開する。