2007年01月11日 |
汎用樹脂の対中輸出、11月は前年超えと前年割れが半々 |
HDPEとPVCが引き続き順調な伸び、PSは低迷が続く |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
汎用樹脂の昨年11月の中国向け輸出通関数量(香港向けを含む)は、前年同月の実績を上回った品目と下回った品目とが3品目づつとなった。 昨年下期に入ってからは前年同月割れとなる品目が過半を占めるケースが多かったが、11月はLDPEの盛り返しが効いて前年同月超えと前年同月割れが半々となった。全輸出量に占める対中国依存率は、PPコポリマーの48.7%を除いて引き続き50%を大きく上回っている。 合計6品目のうち前年同月を上回ったのは、LDPE、HDPE、PVCの3品目。逆に下回ったのはPPホモポリマー、PPコポリマー、PSの3品目。うちHDPEとPVCはともに4ヵ月連続の前年同月超えとなった。一方PP-Hは4ヵ月連続の、またPSは5ヵ月連続の前年同月割れである。 この結果、1月から11月までの累計は合計6品目のうちLDPEとPSを除く4品目が前年同期を上回るかたちとなった。うちHDPEは11.7%増、PP-Cは10.9%増、PVCは9.6%増といずれも伸び率が高い。 各樹脂の06年11月の対中輸出通関数量と1〜11月の累計は別表の通り。 【関連ファイル】 汎用樹脂の06年11月の対中輸出通関数量 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1168501520.xls |