2007年01月12日 | |
クラレ、偏光フィルム向け光学用ポバールフィルム設備増設 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:クラレ |
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クラレは12日、LCD(液晶ディスプレイ)用偏光フィルムのベースとなる光学用ポバールフィルム設備の増設を決めたと発表した。2008年央完成をめどに年産1,500万平方メートルの増設を行う。合計能力は1億3,600万平方メートルとなる。 世界のLCD市場は、大画面化が進む液晶テレビの本格的な普及によって飛躍的な伸長を続け、ポバールフィルムの需要拡大も加速しつつある。 同社は現在、クラレ西条(愛媛県西条市)とクラレ玉島(岡山県倉敷市)の2拠点に合わせて年産6,100万平方メートルの設備を持ち、2007年にはほぼ2倍となる6,000万平方メートルの増設を工事中。しかし需要増大テンポが早いため、次期計画を急ぐことにした。 クラレ西条に新たに約40億円の資金を投じて年産1,500万平方メートル設備を増強するもので、同工場の設備は現有3,100万平方メートルから4,600万平方メートルに増える。完成後はクラレ玉島の同9,000平方メートルと合わせて1億3,600万平方メートルとなる。 【 設備増設の概要 】 ●場 所 :クラレ西条株式会社(本社: 愛媛県西条市、広瀬靖弘社長) ●設備能力 :年産 1,500万平方メートル ●完工時期 :2008年央予定 ●設備投資額:約40億円 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1168569459.pdf |