2007年01月12日
環境省、塩ビサッシ窓を追加設置へ
合同庁舎の24〜25階でも採用、1月末に入札
【カテゴリー】:行政/団体(原料/樹脂/化成品、環境/安全)
【関連企業・団体】:環境省

 環境省は、塩ビサッシと二重ガラスの組み合わせによる断熱窓を2月中に霞ヶ関の合同庁舎内の環境省執務フロアに追加設置する方針を固めた。
 
 現在は、合同庁舎5号館のうち環境省が入居している23階から26階までの4フロアーのうちの23階と26階のおよそ2分の1の窓に断熱性の内窓を設置している。地球温暖化の元凶とされる2酸化炭素の排出量の削減を環境省自らが率先して実践しようというのが狙い。昨年10月末に設置工事を完了し、いらい現在にいたるまでこれらのフロアーでは週明けの朝の2時間を除いて暖房の使用を停止している。15日からは1週間かけてこの成果のほどを詳細に調査することにしている。
  
 今回は、こうした断熱実証プロジェクトの精度をさらに高めるため、23〜26階の計4フロアーの執務室のうち特に職員一人当たりのスペースが広い合計12室に同じく塩ビサッシと2重ガラスの組み合わせによる断熱内窓を追加設置することにしたもの。1月中に計画概要を固めて入札を実施することになりそう。同省では、できるだけ2月中に設置作業を終了させたいとしている。
 
 同省内には、これに加えて地方環境事務所の窓の断熱化にも取り組むべきとの声が広がっている。