2007年01月18日 |
「定置用燃料電池」の省エネ効果大きい、年間1家庭灯油11缶分 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省は18日、家庭用燃料電池の普及促進を目指して2005年度から開始した「定置用燃料電池」で、05年度設置した第1期分175サイトについて実測データを集計したところ、年間1家庭平均で灯油約11缶分という大幅な省エネルギー性能が実証されたと以下の通り発表した。 (1)年間で1家庭平均灯油約11缶分の省エネを実現 年間の一次エネルギー削減量は、トップペア(最大の平均削減量を達成した燃料電池設置者とメーカーの組み合わせ)サイト平均で約14,600MJ、全サイト平均で約7,200MJを達成した。一次エネルギー削減率では、トップペアサイト平均で26.7%、全サイト平均で15.3%という高い結果が得られた。 一次エネルギー削減量を灯油(18リットル缶)に換算すると、年間でトップペアサイト平均約22缶分、1家庭平均約11缶分のエネルギーを節約したことになる。 各家庭での電気利用効率は平均26.0%、熱利用効率は平均37.1%と電気と熱が有効利用されたことが、高い省エネ性実現につながった。 (2)火力発電比では平均28%の高いCO2削減効果を実証 年間CO2削減量は、火力発電と比較するとトップペアサイト平均で約1400キログラム−CO2、全サイト平均で約850キログラム−CO2の結果が得られた。CO2削減率ではトップペアサイト平均で40.5%、全サイト平均で28.0%という高い値を達成した。 |