2007年01月22日
06年の石化製品生産、 VCM史上最高、PP第2位と高水準
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石化協が22日発表した主要製品の生産実績によると、06年のエチレン生産量は前年比1.3%減の752万4,600トンで史上5番目だったが、塩ビモノマー(VCM)は最高の322万7,700トン、ポリプロピレン(PP)は第2位の302万5,900トンと、高水準の生産を記録した。MMAポリマーも好調で、成形材料と押出板は過去最高となった。
 
 06年はエチレンセンターが「定修年」にあたったため、誘導品の生産に影響はあったものの、世界経済の成長を背景に需要は内外とも好調だった。VCMの生産が史上最高となったのは、東ソーが南陽事業所(山口県)のVCM設備増設を終え、中国子会社(広州)向けに輸出を本格化したため。
 
 06年12月のエチレン生産量は、前年同月比4.3%増の69万5,000トンだった。定修プラントはなく、稼動プラントの稼働率試算は100.8%と、全プラントがフル稼働したことになる。エチレンを除く誘導品では、低密度ポリエチレン、PP、ポリスチレン、エチレンオキサイド、合成ゴム、芳香族など17品目中11品目が前年を上回った。
 
 ニュースリリース参照
 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1169442682.tif