2007年01月22日 | |
新日本石油、韓国・SKと戦略的提携で合意 | |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:新日本石油 |
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新日本石油は22日、韓国の大手石油精製会社であるSK(本社:ソウル市)と戦略的提携を行うことで合意したと発表した。グローバル化が進む石油産業界で広範な提携を行い、相互に競争力強化を図る。とくに経済成長の著しい中国、インドなどアジア地域での事業展開を視野に入れ、今後具体的な提携内容を詰めるとしている。 SKは資本金817億円。蔚山製油所に日産処理能力84万バレル、仁川製油所に同27万5000バレルの製油所をもつ同国最大の石油精製会社(国内シェア約35%)。両社は取りあえず相互に株式の1.0%(両社とも約120億円)を市場買付けによって取得し、将来比率を増やしていく。 事業提携は、(1)上流部門の探鉱・開発分野での共同事業化はじめ、(2)原油及び石油製品の交換・融通、出荷設備の相互利用、(3)石油化学分野での製品の相互融通や生産設備の共同建設、(4)潤滑油の効率的な供給体制構築など、幅広い分野にわたり順次実施していく。 西尾進路社長は記者会見し、提携効果について「この2、3年で言えば年間40−50億円のメリットは出せるだろうが、長期的に考えれば相当なシナジー効果が期待できる。最適・最大の効果を追求していきたい」などと語った。 【西尾社長の話】石油産業界は厳しい経営環境にあるが、SKは韓国における石油業界のリーディングカンパニーで、当社は2004年頃から交流を深めてきた。両社はほぼ同じような事業規模にあり、将来に対する考え方や戦略も合致している。企業グループの枠を超え、国境を越えた戦略的提携を実施することにした。今後は最適・最大の提携効果を追及していきたい。国内ではすでに出光興産、コスモ石油、Jエナジーの各社と提携関係をもっているが、矛盾することは全くない。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1169462253.tif |