2007年01月23日 |
L-LDPEの06年の出荷、史上最高の927,111トン |
L-L化率も過去最高の51.5%にアップ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
L-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)の06年の総出荷数量は927,111トンで、前年の実績を3.6%上回った。03年の906,721トンを抜いて史上最大規模となった。 LDPE(低密度ポリエチレン)全体に占める構成比率(L-L化率)は51.5%で、05年の50.5%を抜いてこれも史上最高となった。 ただし出荷のうちの国内向けは795,762トンで、前年を0.9%上回っているにすぎない。過去最高の04年の実績に比べると0.6%少なく、史上第2位の03年に対しても0.4%少ない。加工紙用、電線被覆用、押出成形用はいずれも順調に伸びたが、最大消費分野であるフィルム用が1.4%減となったのが響いている。もっとも、国内向けのL-L化率は50.6%で過去最高となっている。 その反面、輸出は大きく伸びて過去最高の05年を23.5%上回る131,349トンに達した。国内需要の伸び悩みに対処して各社が輸出にドライブをかけてきたことによるものとみられる。L-L化率は57.7%で、これも過去最高となっている。 L-LDPEがこのように着実な伸びを遂げたのに対して、HP-LDPE(高圧法低密度ポリエチレン)の06年の総出荷数量は873,018トンで前年の実績を0.5%下回っている。国内向けは1.2%減の776,639トンで、輸出が5.1%増えて96,379トンとなったものの国内の減少をカバーするまでには至らなかった。 |