2007年01月23日 |
SPDC、中国向けPE価格を2月は若干引き下げ |
CFRトン当たり1,260〜1,270ドルでオファー |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況) 【関連企業・団体】:なし |
サウディ石油化学(SPDC)は23日、中国の大手樹脂加工企業ならびにトレーダー各社に対してサウジアラビア・シャルクのL-LDPE(商品名;QAMAR)の2月のCFR価格をトン当たり1,260〜1,270ドルにしたい考えを伝えた。 1月の価格は、同社がオファーした通りにナチュラル品種が同1,280ドル、高透明品種が同1,290ドルとなった。前の月に対して同20ドル引き上げたいとの要求が中国側各社に受け入れられたもの。 2月のオファー価格はその1月の契約価格を同20ドル引き下げるというもので、これが中国側に受け入れられると昨年12月のレベルに戻ることになる。 今回同社が同20ドルの値下げを決めたのは、原油ならびにナフサの国際スポット価格の下落を睨んで中国の樹脂加工企業やトレーダーが一斉に海外のポリエチレン各社に対して値下げを要求し始めたため。中国側各社の求める下げ幅はこれまでになく大きいが、SPDCは中国側の希望をそのまま受け入れるとポリエチレン全体の適正価格体系にひずみが生じることになると判断して下げ幅を20ドルに抑えることにした模様。 |