2001年07月19日
石化製品の上期の生産も多くが前年割れ
エチレンは1%減の369万7,000トンに
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省、石油化学工業協会

 石油化学工業協会が集計した主要石油化学製品の今年上期(1~6月期)の生産実績は、塩ビ2品目を除く16品目中の10品目が前年同期を下回った。
 EGの17%減(39万700トン)、BRの11%減(12万9,200トン)、EOの10%減(44万6,300トン)などが特に目立つ。汎用4樹脂の場合も、PPを除く3樹脂がマイナス成長となっている。
 エチレンは1%減の369万7,000トンで、昨年末に経済産業省がまとめた今年上期の見通し(必要量)を2%上回っている。しかし、6月の生産量は6.1%減と縮小幅が大きく、最近の石化業界全体に広がりつつある減産機運の強さを象徴している。
 主要石化製品の1~6月実績は別表の通り。

2001年1~6月主要石油化学製品生産実績(表)