2007年01月25日
三菱レイヨン、タイにMMAモノマー、アクリル樹脂板 新・増設
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

三菱レイヨンは25日、SCG ケミカルズ(サイアムセメントグループの石油化学部門)との合弁会社、タイMMA社(本社:タイ)で、MMAモノマープラントの増設(第2系列目)、及びアクリル樹脂板プラントの新設を決めたと発表した。総投資額は250ー300億円の見込み。
 
 アジア地区では、MMAモノマー・ポリマーとも、旺盛なIT、自動車などの需要に支えられ、需給が逼迫している。このため同社は昨年12月、中国恵州市にMMAモノマー新プラントを稼働させたが、需要は引き続き拡大が見込まれ、今回の決定となった。MMA系事業におけるアジアでの基盤は一層強固になる。

【新・増設プラントの概要】
 ■ MMAモノマー(増設)
 ◇生産能力 : 9万トン/年(既存の第1系列と合わせ、18万トン/年)
 ◇生産開始時期: 2010年2Q
 ◇製造法 : C4法

 ■ アクリル樹脂板(新設)
 ◇生産能力 : 2万トン/年
 ◇生産開始時期: 2009年4Q
 ◇製造法 : 連続キャスト製板法

【タイMMA社の概要】
 ◇代表者 : 池上 隆司
 ◇本社所在地 : 1 Siam Cement Road, Bangsue Bangkok 10800, Thailand
 ◇事業内容 : MMA・BMA(メタクリル酸ブチル)モノマーの製造・販売(生産能力:MMA9万トン、BMA1万トン)
 ◇資本金 : 13億 タイバーツ
 ◇資本構成 : 三菱レイヨン45%、SCGケミカルズ45%、その他10%

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1169713948.pdf