2007年01月26日
中外製薬、抗ウイルス剤「コペガス」併用療法で承認取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

 中外製薬は26日、抗ウイルス剤リバビリン−販売名「コペガス錠200mg」が、C型慢性肝炎治療薬「ペガシス」との併用療法として、同日製造販売承認されたと発表した。

 「コペガス」は、スイス・ロシュ社が、C型慢性肝炎に対して「ペガシス」と併用する目的で開発した抗ウイルス剤で、2005年6月の製造販売承認申請後、同年9月に優先審査品目の指定を受け審査が行われてきた。

 C型慢性肝炎患者300人を対象として実施された「ペガシス」と「コペガス」併用療法試験では「ペガシス」単独群に比べて有意に高いウイルス学的効果を示した。高ウイルス量のインターフェロン無効例に対しても、併用群は51.4%と高いウイルス学的効果が認められた。

 同社は今後、「ペガシス」と「コペガス」併用療法の導入により、C型慢性肝炎の治療に一層の貢献ができるとしている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1169794777.pdf