2007年01月26日
カーボンブラック協、今年の需要を昨年並みと予想
輸入品含めての内需を91万トン弱と推定
【カテゴリー】:行政/団体(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:カーボンブラック協会

 カーボンブラック協会は26日、同協会がまとめたカーボンブラックの07年の需要見通しの概要を明らかにした。

 日本自動車タイヤ協会がまとめた自動車用タイヤの07年の需要見通しや、日本ゴム工業会が作成した一般ゴムの同じく07年の需要見通し等を参考に取りまとめたもので、輸出を含めた総需要量を941,826トンと予想している。06年の総需要量は前年比0.3%増の940,818トンになったと見込まれている。従って、今回の同協会の予想は前年比0.1%増ということになる。

 総需要量のうち、国内向けについては前年の実績見込み比0.2%増の907,826トンと推定している。最大消費分野であるタイヤ向けが前年の横並びにとどまり、一般ゴム向けが1.5%増えるもののトータルでは前年とほぼ同一水準に終わるとの見方なわけ。
 うち、輸入品が前年比1.9%増の152,000トンを占めると予想している。したがって、国産品の需要は755,826トンということになる。前年比は0.2%減となる。
 
 ちなみに、日本自動車タイヤ協会のまとめによる07年のタイヤの生産予想量は06年比99.9%、また日本ゴム工業会による同年の一般ゴムの生産予想量は同101.5%となっている。
 カーボンブラック協会がまとめたカーボンブラックの07年の需要見通しは別表の通り。

【関連ファイル】
カーボンブラックの07年の需要見通し
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1169812091.xls