2007年01月29日
千代田、富士石・住化との共同省エネシステム「資源エネルギー庁長官賞」
千葉コンビナートの2工場間で排熱を有効利用
【カテゴリー】:新製品/新技術(環境/安全)
【関連企業・団体】:住友化学、千代田化工建設

 千代田化工建設は29日、日本機械工業連合会主催の第27回優秀省エネルギー機器表彰で富士石油、住友化学の両社とともに、千葉コンビナート内に導入した「複数工場間の低位エクセルギー利用システム」が「資源エネルギー庁長官賞」を受賞したと発表した。
 
 富士石油と住友化学の2工場間で排熱を有効利用した。まず(1)エネルギー共有設備システムを通して、それぞれの工場の操業自由度を維持しつつ排熱を共有し、原油換算年間4,900キロリットルの省エネを実現した。さらに(2)低位熱発電システムを利用して、富士石油の排熱で発電し、さらに同5,800キロリットルの省エネを達成した。
 
 千代田化工では、引続き水島や鹿島など他のコンビナートにも同様の省エネシステム導入を提案していきたいとしている。
 
 ニュースリリース参照
 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1170046262.pdf