2007年01月30日 | |
三菱樹脂、工業用硬質塩ビ板の全製品「鉛フリー化」 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術(環境/安全) 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
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三菱樹脂は30日、工業用硬質塩ビ板「ヒシプレート」の全製品に鉛系安定剤を使用しない、独自の鉛フリー化技術を採用し実現したと発表した。硬質塩ビ板は、最近では液晶や半導体製造装置などの「きょう体」材料として多く使用されているが、用途は広くグレードの種類も多い。全製品の鉛フリー化実現は、業界では同社が初めて。 欧州のRoHS指令や、国内のPRTR法など、環境負荷物質の低減の動きが各国に高まっているが、同社は、2005年から工業用硬質塩ビ板に使用している鉛系安定剤の使用を中止し、他の安定剤への切り替えによる鉛フリー化の検討と開発を進めてきた。 塩ビの安定剤は、製品の物性の変化や品質低下を防ぐために不可欠だが、同社は鉛系安定剤に代替する非鉛安定剤を採用。色調や耐熱性、引張弾性率等の変化には生産条件の改良や配合設計技術によって対応、解決した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1170131329.doc |