2007年01月30日
ナフサの国際スポット相場が急反発
先週のC&F/ジャパンの平均は541ドルに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、ナフサの国際スポット相場が先週に入って各地で急反発してきた。わが国の大手商社や石油・石油化学企業が先週中に国際市場で契約したスポット品の週単位のC&F価格(C&F/ジャパン)の平均はトン当たり約541ドルで、前の週の平均に比べると30ドル弱の値上がりとなっている。
 
 C&F/ジャパンに先行して変動する北西欧のCIF価格の先週の平均は同520ドル弱で、これも前の週の平均を34ドル弱上回るレベルとなっている。
 C&F/ジャパンもCIF/NWEも3週間前の水準に戻ったことになる。
 
 いずれも、原油のスポット相場がWTIもブレントもドバイも先週に入って反騰したことに連動するかたちとなっている。ただし、アップ率はC&F/ジャパンが5.8%、CIF/NWEが6.9%で、ともに原油の上昇率を大きく上回っている。ちなみにWTIは5.4%高、ブレントは5.9%高となっている。