2007年02月01日 |
PPフィルムの出荷、06年は前年超えに転じる |
OPPもCPPも工業用と輸出が順調な伸び |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会 |
日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が集計したところによると、OPP(PP延伸フィルム)とCPP(PP無延伸フィルム)の06年12月の出荷数量はともに前年同月を上回り、その結果両品種とも06年の総出荷数量は、前年割れとなった05年から一転して前年超えに変わった。 両品種の06年12月の出荷数量は、OPPが20,494トンで前年同月比3.2%増、CPPが13,119トンで同7.2%増となった。OPPが伸びたのは、主力の食品包装用の需要が11月に続いて活発であったため。一方のCPPの大幅増には、繊維・雑貨その他向けが55.2%もの伸びを遂げたのに加えてインサイダーが1社増えたことも大きく寄与していると見られる。OPPは2ヵ月連続の、CPPは11ヵ月連続の前年同月超えとなった。 この結果、両品種の06年の総出荷数量はOPPが前年比0.2%増の257,999トン、CPPが同5.5%増の159,008トンとなった。ともに最大消費分野である食品包装用は若干のマイナス成長となった。しかしOPPは工業用・その他と輸出がカバー。またCPPは繊維・雑貨その他用と工業用ならびに輸出が大きく伸びたため前年超えに転じた。 なお、両品種の過去5年の前年比は、OPPが01年=1.5%減、02年=2.9%増、03年=3.8%増、04年=3.0%増、05年=1.9%減で推移。一方のCPPが01年=1.1%増、02年=0.8%減、03年=1.3%増、04年=3.7%増、05年0.3%減となっている。 PPフィルムの06年12月の出荷実績と年計は別表の通り。 【関連ファイル】 PPフィルムの06年12月の出荷と年計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1170295991.xls |