2007年02月01日
スポットナフサの1月契約価格はトン531ドル強
前月比7%安ながらWTIの下降率を大きく下回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の大手商社や石油・石油化学企業が国際市場で1月中に契約したスポットナフサの月間平均C&F価格(MOP/J=C&F/ジャパン)はトン当たり531ドル強となった模様。
 
 12月の平均価格は同570ドルであったと見られているので、1月は6.8%(同およそ39ドル)の値下がりということになる。06年のボトムの10月とほぼ同じレベルに戻ったことになる。前年同月に対比すると5%強の値下がりとなる。
 
 一方、原油のスポット価格の1月の平均は、WTIを例に取ると1バレル当たり54.4ドルで12月の平均を12.5%(同7.7ドル)下回っている。
 ナフサのMOP/Jの下降率はWTIのそれに比べるとかなり小さい。1〜3月期はエチレンセンターの定修がなく、ナフサの需要が比較的活発になる。石化関係筋の多くは、これが1月の下降率の原油との格差になって現われたのではないかと見ている。
 ただし、直近のC&F/ジャパンの中値は553ドル弱となっている。