2007年02月02日
旭化成、韓国に世界初のプロピレン法ANプラント稼動
【カテゴリー】:海外(経営)
【関連企業・団体】:旭化成
プロパン法アクリロニトリル製造プラント

 旭化成ケミカルズは2日、韓国子の子会社、東西石油化学・蔚山工場に導入した、世界初のプロパン法アクリロニトリル(AN)製造プラントが実証運転を終え、このほど商業運転に入ったと発表した。

 工場には、プロピレン法によるAN年産23万トンと7万トンの2系列、計30万トンの生産設備があるが、このうち7万トン1系列を旭化成技術によるプロパン法に転換した。

 プロパン法は出発原料がプロパンのため、プロピレン法に比べて原料コスト面で有利。また原料調達に新たな選択肢が加わり、より競争力のあるAN生産を実現したとしている。

 旭化成ケミカルズは、タイにプロパン法ANプラントの建設計画を進めている。

【東西石油化学の概要】
(1)本社  : 韓国蔚山市
(2)社長  : 李 均鐵
(3)設立  : 1969年
(4)事業内容 :AN及びアクリルアマイド、青化ソーダ、EDTA等ANの副生品・誘導品その他
(5)資本金 : 506億ウオン
(6)株主  :旭化成100%
(7)売上高 :3,578億ウオン(2005年度)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1170400680.pdf