2007年02月02日
田辺製薬と三菱ウェルが10月合併を発表
新会社「田辺三菱製薬」、社長に田辺の葉山社長
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:田辺製薬、三菱ケミカルホールディングス
発表する葉山田辺製薬社長

 田辺製薬と三菱ウェルファーマの両社は2日記者会見し、2007年10月1日付で合併することで基本合意するとともに、同日「基本合意書」に調印したと発表した。
 
 葉山夏樹・田辺製薬、小峰健嗣・三菱ウェルファーマ両社長は、それぞれ「医薬品産業を取り巻く経営環境は今後さらに厳しくなる。経営基盤を強化してオリジナル品を開発し、創薬力の一層の強化と、海外事業展開の加速化を図りたい」などと合併決断の理由や期待を語った。
 
 新会社は、社名「田辺三菱製薬株式会社」(Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation)、田辺製薬を存続会社とし、本店を田辺本店(大阪市中央区道修町)に置く。
 
 合併比率は田辺1:三菱ウェル0.69とし、07年10月1日発足。資本金は未定。三菱ケミカルホールディングスの傘下に入り、連結子会社となる。上場は維持する。
 
 社長には葉山氏、代表権のある副社長に小峰氏のほか、取締役副社長に土屋裕弘田辺専務、下宿邦彦三菱ウェル副社長の両氏が就任する。
 
 両社を合算した財務内容は、売上高4,078億円(国内第5位)、研究開発費784億円(同第5位)、営業利益638億円(同第5位)、当期純利益362億円で、国内医家向け製品売上高は3,847億円、同第4位というポジションとなる。総資産6,016億円。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1170405384.tif