2001年07月18日
EPSの上期計の出荷量、前年を3.9%下回る
主力の水産用は1.9%増と着実に拡大
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会の集計によると、発泡スチレンビーズ(EPS)の今年上期(1~6月期)の総出荷数量は9万2,185トンとなった。前年同期の実績を3.9%下回っている。ただし、最も消費量が多い「水産用(魚箱用)」は4万3,235トンで、わずか1.9%ながら前年を上回っている。
 また、水産用に次ぐ規模の「他成形品用」は1万8,334トンで、これも前年より2.8%多い。それにもかかわらず総出荷数量が3.9%のマイナス成長となっているのは、「家電梱包用」が1万3,244トンで12.7%減、「ブロック用」が9,420トンで14.9%減、「農産物コンテナー用」が6,559トンで16.1%減--と中規模消費分野向けがいずれも大幅な減少となったことによる。
 下期の出荷も引き続き「水産用」の需要によって全体が大きく左右されることになりそう。なお、昨年下期の総出荷数量は10万2,679トンで、前年同期を1.3%下回る規模であった。