2007年02月05日 |
汎用樹脂の対中輸出、06年合計は過半が前年超え |
LDPEは微減、大幅減はPSだけ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
汎用樹脂の昨年12月における中向け(香港向けを含む)輸出通関数量は、合計6品目のうちLDPE、HDPE、PPホモポリマー、PVCの4品目が前年同月を上回った。 LDPEは2ヵ月連続、HDPEは5ヶ月連続、PP-Hは5ヶ月振り、PVCは5ヶ月連続の前年同月超えとなった。反面、PPコポリマーは3ヵ月連続の、またPSは6ヶ月連続の前年同月割れとなった。 下期に入ってからは多くの品目が前年を下回るケースが多かったが、12月は日本国内の樹脂メーカーの中に年変わりの在庫調整に取り組むところもあって3ヵ月振りに多くが前年同月を上回るかたちとなった。 これに伴う06年トータルの通関数量は、LDPEとPSが前年を下回ったものの、他の4樹脂は前年超えとなった。もっとも、LDPEの縮小率は0.9%にすぎず、大幅割れはPSの8.9%減だけとなっている。一方、前年を上回った品目は伸び率が高い。PP-Hの4.8%が最も小幅で、他の樹脂はPVCが9.4%増、PP-Hが9.7%増、HDPEが11.4%増となっている。 【関連ファイル】 汎用樹脂の06年12月の対中輸出数量と年計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1170665959.xls |