2007年02月13日 |
PSの出荷、1月も前年比7%増と好調を維持 |
SMは生産も出荷も月間最高の規模に |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会が13日に集計したところによると、PS(ポリスチレン)の1月の総生産量は前年同月比103%の76,592トン、総出荷量は同107%の69,317トンとなった。出荷のうちの国内向けは同106%の66,962トン、輸出は同176%の2,365トンとなっている。 うち生産は7ヵ月連続の前年同月超えとなった。需要が回復傾向を示してきたことに伴うもの。 他方、出荷のうちの国内向けは2ヵ月連続の前年同月超えである。TV向けをはじめとした電機・工業用が昨年6月以降の好調を維持して7%増となったほか、包装用とFS用がそれぞれ12%増、7%増とともに2ヵ月連続の前年同月超えとなったことによる。主要分野でマイナス成長となったのは雑貨・産業用の10%減だけであった。 輸出の前年同月超えは、05年3月に前年比34%増となっていらい22ヶ月ぶり。ただし、絶対量は過去2年の上位7番目にすぎない。 出荷合計の前年同月超えも国内向け同様に2ヵ月連続である。 一方SM(スチレンモノマー)の1月の総生産量は同101%の321,691トン、総出荷量は同105%の326,518トンとなった。生産は03年12月の318,333トンを抜いて、また出荷は04年1月の319,020トンを抜いてそれぞれ史上最大の規模となった。 出荷の伸びは、輸出が中国からの引き合いの活発化を背景に同111%の161,214トンとなったことによる。輸出の前年同月超えは11ヵ月ぶりである。反面、国内向けは0.1%の前年同月割れとなっている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1171345884.tif |