2007年02月13日
環境省、本庁舎の24階にも塩ビサッシ窓を設置へ
今週内末にも入札、3月末の完工を目指す
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:環境省

 環境省は昨年10月末に東京・霞ヶ関の本省庁舎の23階と26階の執務室に塩ビサッシと複層ガラスの組み合わせによる断熱性内窓を設置して二酸化炭素の排出削減に取り組んでいるが、3月末には24階にも同じ仕様の断熱窓を設置することにした。今週中には入札、3月早々に据え付け工事に入って同月末に完工に持っていきたい考え。
 
 同省が塩ビサッシによる断熱内窓を追加設置することにしているのは、24階の大臣室、副大臣室、審議官室など合計八つの執務室。24階全体のフロアー面積のおよそ2分の1を占める。
 同省は、昨年10月26日に23階と26階に塩ビサッシによる内窓を設置してからは毎週月曜日の午前11時以降の暖房を停めっぱなしにしている。このため、塩ビサッシによる断熱窓が設置されていない部屋、特に一人当たりの使用面積が広い部屋は今年のような暖冬下でも冷え込みがかなり厳しく、断熱窓を設置した部屋との間にかなりの温度差が生じているという。
 つまりは塩ビサッシによる窓が十分な断熱効果を発揮することが立証されつつあるわけで、今回同省が追加設置を決めたのはこうした点を率直に評価してのことにほかならないと見られる。