2007年02月15日
クウェートのナフサ、プレミアムが増額
4月以降の1年分がトン16ドルに決定
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 日本や韓国の石油・石油化学企業や大手商社が今年4月以降の1年間にクウェートから輸入する石油化学用ナフサの価格の割増金(プレミアム)がこのほど決定した。

 クウェート石油公社(KPC)と日・韓などアジア地域のトレーダーや需要家各社がロンドンで個々に交渉してきた結果、フルレンジナフサのスポットもの、アラビア湾積み価格の中値にトン当たり16ドルを加えることで大方のバイヤーが同意した模様。

 同じKPCのフルレンジナフサの昨年12月から向こう1年分のプレミアムは同6.75ドルとなっている。したがって、4月以降の取引分は大幅な増額ということになる。12〜1月分の交渉時と対照的にナフサの需給が極度に逼迫してきた中での折衝とあって強腰に徹したKPC側にバイヤー各社が押し切られるかたちとなった。